紫やピンクの濃淡さまざまな花を咲かせるルピナスが愛媛県今治市高橋の休耕田(約10アール)で見頃を迎えており、約5000株の鮮やかなグラデーションが訪れた人の目を楽しませている。
丹精したのは近くの無職藤本正さん(73)。約15年前、旅行で訪れた北海道で初めて目にし、とりこに。翌年から自宅の庭で育て始め、3年前から休耕田を借りて規模を広げてきた。
ルピナスは花穂が約70センチと長く、1本の茎に花が群がって咲くのが特徴。藤本さんは「今年もよくできた。珍しい花なので『きれいやね』と喜んでもらえるとうれしい」と目を細めた。5月中旬まで楽しめるという。